店長のつぶやき(2017年以前)
2011-10-11 08:30
炉開き
毎年、10月最初の亥の日に玄関囲炉裏に火を入れる。
昔から八雲に伝わる伝統です。
それがなんという名前の伝統なのか
何に対する伝統なのか。
正直人任せであまり知りませんでした。
今までそういう事を一任していた方が引退し
みんなで伝統を引き継いでいかなければならない。
それで今ごろになってですが調べてみました。
炉開きとは・・茶の湯用語
冬になってはじめて囲炉裏または茶事の炉を開いて用いる事。
又はその行事。一般的に亥の月最初の亥の日に行う とありました
ではどうして亥の月亥の日に炉を開くのでしょう?
一説によるとひとつには陰陽五行説からきているようです。
亥の月は、陰の気の極まる『極陰』の月
陰の気が極まると同時に陽の気を孕むとか
それと、亥の日は五行で『水』の日に当たる。
炉を開き、火を使う炉開きを水の日に行う事で『火伏せ』の意味を込めている。
というのが『炉開き』の意味だそうです。
そしてもうちょっと調べてみたら
旧暦10月・・これが陰暦亥の月になるらしい
っていうことは当店の伝統では
カレンダー10月最初の亥の日と教わってましたが
実は旧暦10月。
ってことは・・もっと遅い時期になるんですね。
今年は11月4日??ってこと?
まずいっ!
一ヶ月違うじゃありませんか???
どうしようって一瞬悩んでしまいました。
でも八雲では10月半ばになると
寒くなってくるので、夜は囲炉裏に火を入れる。
11月まで待ってられないので
やってしまいましょう。と一人納得。
ということで本日八雲では炉開き
玄関囲炉裏の火を入れます。
といってもまだ形だけですが・・
そのうちあっという間に
暖をとるくらい入れるようになるんでしょうね。
長々と講釈述べました。
これから時々こういう事書きますね。
せっかく伝統を引き継いでいくのですから
どんな事なのかも勉強していこうって思ってます。
なんせ無知なので・・・
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